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【エレメンタル】

精霊 Elementals

地、水、風、火の四元を支配する4つの霊がエレメンタルと呼ばれます。エレメンタリイと混同してはいけません。
エレメンタルは実際にはデーモンではなく、彼らの発展は直接には人類の発展とかかわりを持たないが、それでもなお人間に好意的であり、世界の健全な進化に預かっています。エレメンタルと対応する四元の伝統的な名前を、デーモン学文献に現れる中世の名前とともに、下記にあげてをきます。エレメンタルが召喚されたり呼び出されたりすることはめったになく、彼らはすぐれた霊能者にはよく見えるのであって、典礼魔術の儀式の応えることはないです。オカルティズムで第五の要素に結び付けられる存在、不可視の第五元、あるいは四元を統一するものとして作用するエーテルの存在は、アエテュルと呼ばれることがあります。

エレメンタル

四元

中世の異称

ノーム

ピグミー

シルフ

ネヌファ、シルウェストレ

ウンディーネ

ニンフ

サラマンドラ

アエトネアン、アエスニキ、ロラマンドリ、ウルカヌス

アエリアル Aerials

とりわけ、嵐や大嵐を起こし、船を難破させます。現代のオカルティズムでは、大気のエレメンタル(精霊)はふさわしくシルフと呼ばれます。

アシラ Asiras

サンスクリット語で〔無頭〕を意味し、頭のないエレメンタル(精霊)をあらわすために用いられる言葉です。人間の初期の種族の一部がこの名前で呼ばれましたが、アシラ族は肉体のない存在であって、頭も肉体も有してはいないのです。

アルピエル Alpiel

『タルムード』で果樹の守護者とされる天使の名前・・・したがって・・エレメンタル(精霊)の類です。

エーリアル Ariel

トマス・ヘイウッド(『聖なる天使たちの階級』1635年刊)によると、水の霊の1人だとされる霊の個人的な名前です。しかしながらシェイクスピアが『テンペスト』によってこの名前を世に広め、エーリアルをシルフもしくは大気の霊になさしめました。

グレムリン Gremlin

グレムリンはエルフだといわれますが、ノームによく似た行動パターンをとるらしく、このことは厳密にいって、グレムリンがデーモンではなく、いたずら好きなエレメンタル(精霊)であることを意味しています。

ケルピー Kelpie

本当のスコットランドのケルピーは常に馬の姿をとり、時に〔水の馬〕と描写されることもあります。この名前は民間伝承でよく使用され、ウンディーネをあらわします。しかしながらウンディーネがほとんど常に人間を怖がるのに対し、ケルピーは人間、ことに子供達を怖がらせるという評判があります。

コーボルト Kobold

本来はドイツの妖精伝承におけるノームあるいは家の霊であり、現代でもこの意味で使用されています。四元の土の霊・・・いいかえれば・・ノームの一種と考えられています。

ニッカー Nicker

古英語で〔水の魔物〕を意味する nicor に発する水の霊。ニッカーの異称はニックスで、ニクシーの男性形です。体の半分が子供で半分が馬だといわれますが、伝統的な水の存在、ウンディーネと混同されることもあります。

ニュート Newt

本来はエルフといわれますが、デーモンといわれることもあります。eutあるいはewtであったものが語変化によってevetに変わり、neutを経て、newtになったのです。現代の一般的な使用では、ニュートはもはやエルフでも精霊でもなく、水の‘サラマンドラ’となっています。しかしながら秘教伝承においては、真のサラマンドラは火のエレメンタルであり・・・・水中で暮らすことはできないのです・・・。

ホブゴブリン Hobgoblin

醜く意地の悪い小妖精の名前で、実際はデーモンではありませんが、民間伝承では黒魔術に結び付けられます。実際にはエレメンタル(精霊)あるいは自然の生物であって、この点をシェイクスピアの『夏の夜の夢』がはっきりさせています。

ルベザル

ノームの君主であって、エレメンタル(精霊)の一人です。

人工のエレメンタル Artificial elementals

オカルティズムにおいては、オカルティストがエレメンタル〔精霊〕の本質と呼ぶ形成力ある霊的本質をもとに、黒魔術の儀式によって、邪悪な実態を造りだす事ができるとされています。これら実態はそれ自身の生命はもたず、魔術師の投影するものであって、人工のエレメンタルと呼ばれます。オカルトの法則の作用に精通している者によってのみ造りだされます。現代では人口のエレメンタルの性質についての誤解があります・・・とりわけ激しい欲望や〔思考形態〕の結果として、無意識に作り出されるとか、リードビーターが述べているような、『一種の機械仕掛けの付属物を備えた生ける蓄電池のようなもの』だとかいった誤解です・・・。
しかしながら強い思考や感情が、〔アストラル界〕に短時間のみ生きる実態〔人間の人生や野心に関して必ずしも有益ではない実態〕を作り出される人工のエレメンタルではありません。人工のエレメンタルとエレメンタルと呼ばれる自然の存在とは何の関係も持たないので、注意してください。