七つの天国
Seven Heavens
ヘブライの神話では、七つの天国は一番下のものを除いてたまねぎの皮のように折り重なって地上界の上に存在しています。
一番下に位置している天国は、ギンズバーグの『The Legends of the Jews』(ユダヤ人の伝説)やグレイブスとパタイの『Hedrew
Myths』(ヘブライの伝説)によると、空に引かれたカーテンのようなものだといいます。このカーテンのような天国は夜になると巻き取られ、より高位に存在する天国が見えるようになるというのです。惑星は第2の天国に据え付けられています。第3の天国では、エジプトの奴隷制度から逃げ出したユダヤ人たちの飢えを癒し、死後の世界の高潔な人の食べ物である【マナ】を作り出すのに忙しいのです。第4の天国は聖都エルサレムです。夜になると天使の合唱隊が神の耳を楽しませる第5の天国では、太陽が昇ると天使の歌声が止むのです。神は昼の間はイスラエルが神を讃えるのを聞いているのです。第6の天国は地上界を襲う災厄の倉庫です。ここには有毒な滴で満たされた物置とか、嵐が詰まった箱、煙でいっぱいの倉庫などがあるのです。第7の天国は、まだ生まれ出ていない世代の魂や高潔な人の魂、復活の日に神が死者を甦らせるのに使う滴などがある神の玉座なのです。【エノク書】の神話によると・・エノクはこの七つの天国を見て回っている間に第1の天国で雪や氷、そして雲や滴が保管されている場所を見たのでした。彼はまたここで星を司っている200人の天使とも出会っています。第2の天国では、鎖につながれながら審判の日を待つ罪人達を見ました。そして第3の天国では、実をつけた命の樹があり、エノクがそこを訪れた時は神が木陰で休んでいました。第4の天国では、太陽と月がそれぞれの戦車に乗って空を疾駆していました。第5の天国では神の寵愛を失った堕天使たちが収監されていました。第6の天国では天使たちが占星術を勉強しており、そして第7の天国は神の神聖なる玉座でした。ユダヤの神秘的な書【ゾーハル】には、7万の世界を取り巻く390の天国が存在しているとかかれています・・。
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