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【罪】

Sin

抽象的概念としての罪がデーモン化されることは稀ですが、初期の時代から【7つの大罪】にはそれぞれデーモンの姿が与えられています。
しかしながらジョン・ミルトンは〔ラミア〕のイメージを採用して、地獄の門の二人の守護者の一人として、罪を象徴化しました。古典的な神話のパロディとして、ミルトンは〈罪〉をサタンの頭から飛び出させ、「腰までの上半身は麗しい女であるが、下半身は多くの鱗に覆われて醜く・・・・・・
死の毒牙を持つ蛇であった・・・」としています。(『失楽園』)。〈罪〉を地獄の守護者の一人としていることで、ミルトンが古代の罪食らいの習慣(18世紀になおもイギリスで行われていました)を念頭においていた可能性があります。これは埋葬に先立ち、雇われた者たちが死体のそばに坐って食事をするものであって、こうして亡くなった者が煉獄に持っていかなければならない罪を『食べ』る、あるいは自分達の中に取り込むという考えに基づきます。

七つの大罪 Seven Sins

キリスト教の七つの大罪はすさまじい形態でデーモン化されることがよくあります。七つの大罪全てを1枚の絵で組み合わせるきわめて典型的な中世の図像は、ハンス・ブルクマイアーがはじめたものであって、恐ろしいデーモンのそれぞれがドイツ語で自分の名前の記された短いリボンを帯びています。
中世の絵画にはいくつかの異なった象徴体系があり、7つの劣悪な欲望は動物の姿であらわされ、しばしばデーモンの姿が採用されました。
ブルクマイアーの版画では、驕りをあらわす中央のデーモンが、翼のかわりに孔雀の羽を備えています。獣の姿をしているのは、驕りをあらわすライオン、嫉妬の蛇、憤怒のユニコーン、怠惰の熊、強欲の狐、暴食の豚、欲情の蠍です。

大罪

中世ドイツ語

姿

デーモン

憤怒

Zorn

ユニコーン

サタン

驕り

Hochfart

ライオン

ルシファー

嫉妬

Neid

レヴィヤタン

怠惰

Tragheir

ベルフェゴール

暴食

Fresserei

ベルゼブブ

強欲

Unfeuscheit

マモン

欲情

Begierde

アスモデウス

下記にあるものはデーモン学者 フランシス・バレット(1832年没?)による七つの大罪を支配することにかかわるデーモンのリストです。これはバレットがビンスフェルとが示しているような七つの大罪の伝統といったものを、変更して汚しているといわれています。

デーモン

称号

マモン

誘惑者の王

アスモデウス

犯罪の復讐者の王

サタン

幻惑者の王

ベルゼブブ

偽りの神々の王

ベリアル

【罪悪人】の王

メリヒム

疫病をもたらす霊の王

アバドン

【邪悪な戦争】の王

アスタロト

告発者と審問官の王

ピュト

嘘の王

また、一説によると・・7つの大罪とそれに対応している悪魔は以下の通りとしています・・。

大罪

名称

傲慢

ルシフェル

嫉妬

リバイアサン

怠惰

ベルフェゴール

好色

アスモデウス

強欲

マモン

大食

ベールゼブブ

怒り

サタン