Sponsored Link



索引

ア行

カ行

サ行

タ行

ナ行

ハ行

マ行

ヤ行

ラ行

アザエル Azael

謀叛の天使の一人で、

アザゼル Azazel

万魔殿の帝王旗をかかげていて、ミルトンによって堕落した智天使の一人とされています。

アシュタルト Ashtart

アスタルテ、アシェラー、アタルガティスと呼ばれることもありますが、本来はセム人の豊穣の女神で、バビロニアではイシュタル、ギリシアではアフロディーテーと同一視されます。この名前がデーモン学者に採用されるようになったのは、エジプトの図像のせいであって、アシュタルトはアストレトとしてエジプトの戦の女神であり、ライオンの頭と女の身体をもち、四頭立ての戦車を操ります。アシュタルトから派生した最も有名なデーモンがアストレトです。

アシュタロス Ashtaroth

実際には、『士師記』第2章13節にあるように、異教徒カナン人の女神で、古代フェニキアのシドンの住民の神バールの配偶者にあたり、ヤハウェを棄てたユダヤ人によって崇拝されました。しかしながらミルトンの採用したつづりはデーモン学における様々なつづりの中から選ばれました・・・・たとえば・・Asteroth、Astarath、Ashteroth等があり、Ashtorothが最も一般的です。単数形がAshtorethで、複数形がAshtarothになります。しかし、ミルトンは正しく単数形を使用するべきときですら複数形を用いています・・。バールとアシュタロスは夫婦として崇拝されており、ミルトンはそれぞれ男および女のデーモンの頭目〔バーリムとアシュタロス〕とみなしています。こうする際に、バールが初期に〔王〕の同義語として採用されたことを意識していたかもしれませんが〔たとえばベルゼブブ〕、ごくあっさりと「デーモンどもは喜ぶ時、男女いずれの性にもなれる」と記してもいます。古代人がアシュタロスをさして使用した今ひとつの名前はアスタルテです。ミルトンは「フェニキア人がアスタルテと呼んだ、三日月の角を持つ天の女神」アストレトを、まったく異なった女神と見ていたようですが、古代の文献ではそのようにはなっていません。同様に、古代のデーモン学では、アスタルテは単にアシュタロスの別称にすぎませんでした。エウセビオスは4世紀初めの歴史家サンコニアトンを引用して、アシュトレトが牛の頭を持つ女の姿で崇拝されていたと、どうにも理解に苦しむ断片を残しています・・。ミルトンは異なった女神と考えていたようですが、アストレトを〔三日月の角を持つ天の女神〕と記しているのは、イシスのイメージというより、この牛のイメージをを指しているのでしょう。しかしながら、グリモアの伝統における男のデーモンであるアスタロトを、ミルトンの描くデーモンと混同してはいけません。

アストレト Astoreth

アシュトレトなどの異称で呼ばれることもあります。背景の伝承については、アシュタルトを見てください。この重要な豊穣の女神はキリスト教の時代にデーモンの地位に格下げされました。しかしながらミルトンは、その詩『キリスト降誕の朝に』で、アストレトをアシュタロスと記し、月および豊穣と関わりを忘れてはいないらしいです。

アブディエル Abdiel

この名前はアラビア語で奴隷を意味する abd に由来するといわれていて、デーモンを指して〔神の奴隷もしくは下僕として〕用いられます。アブディエルはミルトンの【失楽園】において、サタンのたくらむ謀叛に対し、神に忠実な熾天使の一人としてあらわれます。

アリオク Arioch

ミルトンの【失楽園】における堕天使の一人。この名前はヘブライ語で〔獰猛なライオン〕を意味する、『ダニエル書』第2章14説の人名に由来します。アリオクは復讐のデーモンの一人だといわれています。

イシス Isis

ミルトンのオシリスやオラス〔ホールス〕と同様、有名な1節〔古くから世に轟く令名〕が示しているように、決してデーモンではありません。ミルトンが意義を唱えているのは、歴史上の真実というより、これらエジプトの神々の〈すさまじい姿と妖術〉や〈獣の格好〉に対してであるようです。イシスとホールスが聖母マリアと神の子イエスを予示するものと受け取る秘教伝統を、ミルトンが知っていたとは思えませんが・・・キリスト教の聖母子のイメージの原型とみなせるペアのイメージが数多く存在するのです・・・・。

イシュリーエル Ithuriel

ガブリエルの命によりゼポンと一緒に魔王サタンを探し出した天使。

ウリエル Uriel

ウリエルは〔神の光〕を意味していて、伝説的な予言と解釈の天使であり、作家や教師にとってのインスピレーションの源泉といわれています。

エデン Eden

神がその〔東方〕にアダムとイヴのために美しい園を置いた地域の名前。

オシリス Osiris

正確にいえば・・オシリスはエジプトの神であって、ヌートとラーの子にあたり、イシスの兄にして夫です。しかしながらミルトンのペンによってデーモン学のリストに入り込み、ミルトンはその詩『キリスト降誕の朝に』で、オシリスと地獄に引き渡しました・・。