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索引

ア行

カ行

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タ行

ナ行

ハ行

マ行

ヤ行

ラ行

愛、愛する

love〔agape及び動詞のagapao〕
愛餐である聖なる食事(をとること) で、男女の禁欲主義者 たちが臨む治療行者タイプの独身者の食事。「宦官」役を務める 異邦人の名門一族は花嫁に代わって「最愛の者」の席に臨むこ とができた。これは「愛弟子」ョハネ・マルコの地位であり、 『黙示録』では彼の聖なる食事に触れている。
AD46年、ペトロは、たぶんやもめとして、独身者生活へ の転換を完了した。続いて彼はアグリッパ二世が公式の長であ り、またイエスが実際の司祭の長であった異 邦人の愛餐に参加した。福音書時代では、イ エスはアグリッパ二世に動詞「愛する」を用いたが、〔その後〕 友〔philo〕を好み「愛する」をあまり用いなくなった。というの は「友」が既楯者であったからだ。

red〔pyrrhos〕
西方に限って司祭する、修道生活を送らない祭司。『黙示録』 のヨアザール、『使徒言行録』の「若い」アナヌス。赤は午後六時に等しい色であり、また 西方、主要な正統ユダヤ式の諸祝祭の季節を表す色であった。

アーク

ark〔聖櫃〕〔kibotos〕
元来はモーセの五書の石版とマナ〔イスラエル人がエジプト脱出後荒野で神から与えられた食物〕が入った〔契約の箱〕で至聖所の代わりをした。アンナス家の祭司のようなディアスポラの祭司たちは、ディアスポラのユダヤ人にエルサレムへの旅を求めずに、携帯用のアークと香炉を携えて彼らを訪問した。A.D.四四年、マタイ・アンナスは、エルサレムの外での礼拝場所としてエフェソを創設した。ユダヤ教の礼拝形式が守られている隠遁所には、アークが置かれた。その後、このアークが置かれていたので、アグリッバはエフェソで、エルサレムが崩壊した後も、王位に留まることができたのである。

悪魔、デビル

devil〔diabolos〕
レビ人であるラファエルに付けた名前。Satan〔サタン〕の項を参照。ラファエルは修道院の初期として、独身主義の戒律を遵守する義務を負った。婚約期間に先立って花嫁と花婿を、エッセネ派の結婚に関する厳格な修養に適合するかどうかを試験したのは彼であった。『黙示録』が示すように、彼は〔結婚の〕六ヶ月前に、医学的知識を備えた監督を通じて花嫁の純潔を試験したのである。AD2〜6年のラファエルは東マナセの長であるガリラヤのユダであり、その地位は彼の後継者イスカリオテのユダが継いでいた。ユダはイエスの結婚十八ヶ月前に彼を〔誘惑した〕(試験した)。ユダはマグラダのマリアとのイエスの二度目の結婚式にも異を唱えた。『黙示録』では分離後の西方のラファエルの地位は、会計人アンティパス・ヘロデと同一人物視されるヘロデ家の初期会計人長によって引き継がれた(両方ともラファエルの任務)。

morning〔proinos〕
称号「明けの明星」の一部分でダビデ家に用いられた。彼ら の任務は午前四時に村人のためにその日の最初の祈りを導くことであった。

欺く、だます

deceive〔planao〕
アグリッパ以外の者が真のヘロデであると諭すこと。『黙示録』ではアンティパスを支持している。また他部分ではカルキスのヘロデを支持している。

foot〔pous, 複数podes〕
足の脇に置かれた集金の器の事で、ただし金を受け取る者には属さなかった。「右足」の位置で入れられた金は、東方のヘロデ派の修道院用であった。『黙示録』に示されるこのいきさつについては、sea〔海〕の項を参照のこと。「足」でなく、「左側」の位置で入れられた金は、ディアスポラの階層Dの会費からの大きな収入として、アグリッパが所有した(黙示録にある、de〔しかし〕は、階層Dを意味する)。「両足」「feet」の位置で貰った金は、左足の所に置かれたが、それはローマの租税あるいはダン族の修道士たちの共有財産であった。三階式の建物では、「両足」は内陣の階段に位置した。「右足」である集金の器は、台座の東の支柱の前に置かれ、「左足」あるいは「両足」〔の集金の器〕は西方の支柱の前に置かれた。
「足までの丈の衣」〔poderes〕は、レビ祭司が外出着に改めた場所である内陣の階段でまとったレビ人の式服ではなく、通常の衣類を指す。この内陣の階段は、以上のような理由によって「足」にかかわりを持つものであった。

reed〔kalamos〕
パピルスの葦がエジプトを表していたことから、エジプト式 の規律下にある預言者が用いた、二キュービットの物差し。

head〔kephale〕
禁欲主義者が額上部に巻いた頭環で、段階を示す文字を含む。 このバンドは『黙示録』に示されるように頭布と併用 することができた。洗礼者ヨハネの「頭」が皿に盛られた際、 それは教導者の長としての頭環にすぎなかった。イエスが「頭 を垂れた」のは、彼が頭環を巻いていた ことであった。「頭七」は段階七へ改宗者たちを入会させた割礼 派の祭司または書記が巻いた、七の文字入りの頭環のこと。その者は、段階10では無割礼のままでいたことから〔角10〕とも呼ばれた。

新しい

new〔kainos〕
AD43年にアンティオキアで制定され、「キリスト教徒た ち」の名称を用いている、マタイ・アンナス版の新しい契約。 契約「Covenant」の項を参照。「新しい歌」 はその礼拝形式で書かれた賛美歌で、新しい作曲を聞ける礼拝 の非公式部分で用いられた。同語 は「キリスト教徒」を意味するうえで用いられている。『黙示録』 では、ペトロの票決用小石に「新しい名前」つまり「キ リスト教徒」が彼の党派を示すために書かれたのであった。

アバドン

Abaddon〔ギリシャ語のアポリオン【底なし穴の魔王】〕
ヘブライ語の〔破壊する事〕から。『黙示録』では、治療行者の長が、〔破壊〕つまり共同便所についての戒律を含むパレスチナの清浄〔purity〕の規則に従うヘブライ人の党派にいる際に用いた名前

アポリオン

Apollyon〔底なしの魔王〕〔Apollyon〕
治療行者の長がシモン・マグスと共にヘレニストの党派にいる際に用いられた名称で、支配者ヘロデ家に反対の立場であった。この後はanti〔否定の接頭辞〕〔反〕とpolloi〔多数〕との語呂合わせで、アグリッパの称号の一つは〔多数〕の長であった。『マルコ』では、治療行者の長―その時点ではテウダ―は軍団〔レギオン〕として〔われわれは多数である〕といったが、これは彼がアグリッパを支援していたことを意味している。ところが後に彼はアグリッパの敵対者に転じていく。彼の後継者はアポロと呼ばれたが、これは反ヘロデ派である際に用いられた、同じ称号に由来する名称であった。

rain〔brecho〕
義の教師の比喩的表現を用いて教師役を務めることで、その 名前は「義の雨を降らせる者」の語呂合わせであった。

アーメン

amen〔amen〕
『死海文書』で述べられているように、祈りの終了時に会衆が用いる語。礼拝の終了を示す。〔アーメンの〕後に話が続く場合は、それは礼拝後であった。

歩む

walk〔peripateo〕
ギリシャの逍遥学派の教師のような教師となること。

洗う

wash〔plyno〕
独身者は性的に汚れた後は数日間は修道院の外へ出て、戻る 前に自分の衣服を洗わなくてはならないとした「死海文書」の 『神殿の巻物』の規則を実行するために、〔修道院に戻り〕「法服」 〔robes〕を着用すること。『黙示録』 では、結婚状態を離れ独身者になるペトロに用いられている。

〔アルコン〕

執政官archon〔archon〕
この称号は〔支配者〕を意味し、治療行者の長が書記ラファエルと同等の平信徒としての役割を担う際に用いた。彼は監督から大司教の地位になり、archonという語はこの意味を持つようになった。

あらゆる

every〔pas〕
all,every〔すべて、あらゆる〕の項を参照。

主、君主

lord〔kyrios〕
村で祭司の地位を務める者。サリエル(「主なる神」黙示録 )あるいはファニュエル(黙示録) あるいは、村にあってはダビデのような著名な平信徒 を指すものであろう。これは高位の称号ではなかっ た。ダビデは、サリエルとファニュエルの二段階の地位でつと めを果たし、それで「主たちの主」〔lord of lords〕と呼ばれた。 また『黙示録』ではイエスにも用いられている(こ こで「王たちの王」はイエスを指すものではないが、これは新 しいセンテンスの始まりである「そして」〔and〕が先にあるから である)。『黙示録』では、「主」は再びダビデを意味している。

アルマゲドン

Armagedon〔ハルマゲドン〕〔Armagedon〕
A―Rの祭司たち〔段階はA〔アレフ〕、段階はR〔レーシュ〕の聖所の祭司が立った共同便所の場所、また男たちが〔グレート・ダン〕のレベルまで降格した場所であるクムランの南西区域。

ある者

anyone〔tis〕
ヘロデ王の独身主義者としての称号。独身主義者たちは世に知られない存在で、ヘロデが彼らの長である事から〔特定の者〕を意味した。ギリシャ語では、同じ語が疑問代名詞の役割を担うが、ペシェルではこの後は疑問代名詞の語義を持っていない、つまり、この語を用いる文は〔形は〕疑問文であっても、全て平叙文となっている。『黙示録』では、〔〔刻印の〕ある者でなければ〕〔me tis〕は、反ヘロデことシモン・マグスを意味している。〔〜する者があれば〕〔ei tis〕はヘロデの支配権が〔彼はtisであるか?〕と疑問視されたときのヘロデを意味する

イエス

Jesus〔Iesous〕
この名前(ギリシャ語のヨシュア)は、ヨセフの子に選ばれ たものであった。というのは、ダビデの後裔らが ヘロデ大王の下でディアスポラの伝道にかかわるようにな った際、彼らがつけた称号である「ヤコブ」「ヨセフ」を受け継 ぐうえで、これ以上族長としてふさわしい名前はなかったから であった。治療行者の出エジプト儀式ではマリ アはすでに「ミリアム」であり、「ヨシュア」もまた同じいきさ つから出たものであった。モーセの後継たる治療行者の長は「ヨ シュア」であり、この名前は独身主義レビ人としての彼につけ られたものであった。『マタイによる福音書』に登場 する別の「イエス」こと「ヨシュア・バラバ」は、「アバ(父) の子/僕(bar)」つまり治療行者の共同体の大修道院長である サリエルであり、父と呼ばれた治療行者の長テウダであった。 この治療行者の長は村の階層にあっては「ヨシュア」たる長老 役を務め、金曜の夕刻にラッパを吹き鳴らした。この名前は、 少年イエスを長老でもあった母と同等にするために選んだもの であった。「ミリアム」と「ヨシュア」は「モーセ」の従者とし て同等であった。

硫黄

brimstone〔theion〕
remainder〔残りの者たち〕の項を参照。ヘロデ王の〔宦官〕役の改宗者となる定めを持った被割礼独身異邦人。ヘロデ派の諸宗団の独身主義者として、彼らは更に踏み込んで、ソドミー〔男色、獣姦〕を実践しえたが、そう行った場合に、聖書のソドムに降り注がれた硫黄のたとえから〔硫黄〕と呼ばれた。アグリッパ一世に仕える改宗者の長かつ〔宦官〕であったニコラオ・ブラストもまたソドマイトであり、これはヘロデ家集団にいた彼と後継者たちを指した言葉であった。この〔忌まわしい〕行為によってとがめだてされた修道士たちは、修道院構内の南西一角の排除場所に送り込まれ、そこで〔ソドム〕つまり〔硫黄〕となったが、これを受けて死海〔lake〕のほとりのクムランは「火と硫黄の池」と呼ばれたのであった。
ヘロデ派の諸宗団の改宗者たちを〔硫黄〕と呼ぶのが習いであった事で、この語の形容詞形の複数を改宗者イザテスに用いた

怒り

wrath〔thymos〕
正式にユダヤ人の宗教の入会者になった際のローマの総督 〔プロクラトル〕。『黙示録』では、頻繁に祭司の首をす げかえたAD16年のヴァレリウス・グラトス。ペシェルでは 収賄が示された、つまり「ユダ(デビル)」は「大いなる怒りを こうむった」。歴代総督の下、大祭司の職が賂で売り買いされる のがふつうであったことは歴史が証明している。皇帝ティベリ ウスは、このしきたりは「現実の掟」そのものであり、止める ことはできないと信じていた。 ポンティウス・ピラト〔イエスを処刑した総督〕は『死海文書』 では「怒りの若き御子」と呼ばれており、 また歴代総督の任務が始まった期間は、「怒り」 と呼ばれた。AD54から60年にかけての総督フェリクスは、 『黙示録』に出てくる「怒り」であった。彼は『使徒 言行録』ではパウロに賄賂を要求したとされる。『黙示録』ではテトスを指す。

生き物

Living One〔zoon〕
教導者としての祭司教父。『黙示録』ではマタイ・ アンナス。複製を表す複数形では、治療行者の長。

lake〔limne〕
死海

イコン(像)

icon〔eikon〕
真のカエサルに代わって貢ぎ物をされた敵対手のカエサル。 「獣の像」は、熱狂者らの祭司長であるサマリア人の大祭司アナ ニアスであった。アナニアスはAD48〜49年にカルキスの ヘロデによってユダヤ教の大祭司に任命された (ユダヤ古代誌)。 これに関するペシェルは、大祭司の僕としてアナニアスの名称を用いたシモン・ マグスの任命が遅れていたことを示している。

stone〔lithos〕
村のエッセネ派が入会徽章として、また割礼異邦人たちが割 礼を受けるしるしとして用いた一個の石。 この石は、里程石〔関門〕を擬した祭具室外の丸い台座 〔礎石〕で与えられた。階層Cの「宝石類」 以下の階層Dにはふつうの石が与えられた。『ルカによる福音 書』にある「神はこんな石ころからでもアブラハムの子 たちを造り出すことができる」という句は、「サドカイ派は被割 礼異邦人たちをユダヤ人の村人らと同等まで昇格させる権限を 持っている」という意味である。
ペトロという名前はギリシャ語でもアラム語〔Cephas〕でも 「岩(石)」を意味している。彼はダビデに代わって「岩」として の務めを果たした。「石で造った諸物」〔lithina〕はアグリッパの 下での村のエッセネ派教徒たちの頭役、ペトロを意味している。

イスラエル

Israel〔Israel〕
「イスラエルの子ら」は、独身者卒業生、階層Cのメンバーで あった。この名称は『死海文書』中の 各メンバーの三番目の階層に与えられている。『然示録』 では、これは、王室メンバーに率いられる階層C「宝石」で あるヘロデ家の修道院の独身者の会衆を意味する。

いちじくの木

figtree〔syke〕
福音書時代にシモン・マグス率いるサマリア人の党派は〔いちじくの木〕と呼ばれた。イエスが「このいちじくの木を呪った」際、彼が糾弾したのは彼らの熱狂的な野心と財産の搾取であった。『黙示録』では、いちじくの木は、サマリア人の大祭司アナニアスを意味しているが、fury「憤激、激しい怒り」の項を参照されたい。他で触れられているAD50〜51年にかけてのサマリア人の諸問題の成行で、ヨナタン・アンナスはwar『ユダヤ戦記』に示されているようにアナニアスと同盟を結んでおり、これについては、ナタナエル(ヨナタン)〔ガリラヤ出身のイエスの弟子〕が「いちじくの木の下」にいた、とする『ヨハネによる福音書』の内容と符合する。ヨナタンとシモン・マグス(アナニアスが従った)は、二派のサマリア人を代表しており、前者はローマとの平和支持派、後者は好戦派であったが、両者ともアグリッパ家には反対の立場を取った。

一部分

part〔meros〕
三頭統治つまり祭司、預言者、王の三者〔部分〕の一人を指 し、それぞれは食卓で聖なるパンの一人前を受けた。「その〔第 一の〕部分」はミカエル用の取り分であり、第二の部分はガブリ エル用、また第三の部分〔tria mere〕は王用であった〔大いなる 都が三つに引き裂かれたくだり〕(黙示録では西方と ローマを指す)。ミカエル役のヘロデは「その部分」を持ってお り、また『黙示録』では同語は、アグリッパ二世の死 後、その地位の獲得が不首尾に終わったヘロデ家の縦承要求者 に用いられている。

一万

ten thousand〔myriades〕
伝道計画に依る一万人のメンバー。さらに属格〔英語の所有格〕 の形の「二万人」〔dismyriades〕に合わせると 計三万となる。これは各所に六〇〇〇人ずつ摸する小アジアの 五つの地域の会費を支払っているユダヤ人の数であった。 しかし、「十の千」〔Ten Thousand〕は各地域にいた 最下位異邦人の段階一〇の一〇〇〇人のことであった。『黙示 録』では、五つの地域のうち二つの地域から、こうい った異邦人らの会費等がヘロデ家の皇太子にもたらされた。

一万二千

twelve thousand〔dodeka chiliades〕
各地域には十二の投階があり、「十二の千」は最下位の段階一 二の頭領であった。部族「tribe」の項を参照されたい。

偽り、にせ

falsehood〔pseudos〕/false prophet偽りの預言者〔pseudoprophetes〕
ヘロデ家の後継に対する敵対側の主張。『黙示録』では、シモン・マグスとダマスコ派が支持していたアグリッパ一世の強大であるカルキスのヘロデのこと。彼の死後、ティグラネス〔アルメニアの王〕の系統の一員がダマスコ派に帰属した。

井戸、源泉

well〔pege〕
深い井戸、底知れぬ穴「well(deep)」の項を参照されたい。 侍祭と同等の被割礼改宗者たちはクムランの井戸(phrear)の 近くで教えを受けた。他方、無割礼者たちは、「ヤコブ」の井戸 があるアイン・フェシェカの三キロメートル南のいくつかの建 物で教えを受けたが、それぞれ違う語(「井戸」)が用いられて いた。これらはペトロの階層と同等の独身異 邦人たちであり、黙示録の井戸(源泉)は、ペトロの教義を教 える独身異邦人の学校である。

いなご

locust〔akris〕
ミルドでの隠遁者としての洗礼者ヨハネの食物。 エッセネ派の禁欲主義者たちはいなごを食しており、 調理方法にも諸規則があった。このことからヨハネは「いなごたち」と呼ばれた。

稲妻

lightning〔astrape〕
ファニュエルが、旧約聖書の律法の部を講読し、「モーセ」役 を務める際の名称。彼は、「シナイ山の律法」を示したことに関 連する「稲妻、雷、地震」集団の一人であった。 ガブリエルとしての頭領マグスもまた、独身者共同体では ファニュエルの地位を務めることができた。シモン・マグスは、『ルカによる福 音書』、『マタイによる福音書』では「稲妻」と呼ばれている。

life〔zoe〕
修道院でガブリエルもしくは同等の者が授けた入会儀式。「真 実」はサドカイ派によって教えられ、「道」は巡礼者たちの長で あり、それでイエスは「真実と命である道」たらんことを求めたのであった。

命のない、死んだも同然な

lifeless〔nekros〕(「死」thanatosと区別する上で「命のない」と訳出)
段階一一にある者。これは一二を除けば最低位の段階である が、性行為を行ったとして霊的「命」を失った既婚ユダヤ人男 性を指す(「最近性交渉を持った者 は神殿の構内へ入ることは許されない」)。一時的に性行為を節 制している男性は、段階八のナジル人であるが、「体の中にいる」 〔in the body〕〔教会用語では身廊(ネーヴ)にいるという意味もあ る。身廊は、聖堂中央の信者席の部分で、格子や聖体拝領台で祭壇周 囲の部分(内陣)と分かれている〕ときは段階一一に降格した。ダ ビデは既婚もしくは俗世状態にいる場合はこの階層であった。 ダビデが『ルカ』で「命のない」と呼ばれた際のヤコプ。
複製を表す複数形は、段階一一の長であるダビデの皇太子に ついて用いられた。ユダヤでは、イエスの 弟のヤコブが両段階(一一と八)にいるナジル人の長に留まっ た。用語「命のない者」はユダヤ人キリスト教徒の長たる彼に 、また後任のユダヤ人キリスト教徒の長に用いられた。

胃部(腹部)

stomach〔gaster〕
体〔身廊〕の中の比喩的表現では、祭具室の北の二キュービッ トの空間とされる祭司長の「広場」〔court〕は、高い「体」の低 い部位つまり祭司長の部位となると言われた。体〔身廊〕の真上 の丸天井は、はっきりと心臓の形をしている。この概念によっ て祭具室の名称が生まれ、それが「キリストの体」としての教 会となったのである。外部者としての異邦人たちはまず最初に 「胃部」で夜に指導を受けたのであった。

忌まわしいもの

abomination〔bdelygma〕
ヘロデ派の民族主義者たちの、ローマで神なる皇帝にならんとする意図

癒す

heal〔therapeuo〕
癒されることは、出エジプトの儀式体験を経て治療行者の地位に達すること。エジプトの治療行者の戒律と儀式についてはフィロンが『瞑想の生活』に記している。

衣類

garment〔himation〕
書記の長服と対照的な短い衣類。コート〔上着〕形式ではなく、頭からかぶって、それで「腕を回せる」衣であった。これは、『使徒言行録』に示されるように、独身者達が帯で締める別の衣類として着用する式服となった。これはファニュエルと王族にとっては聖なる衣類であり、やがて帯を締めた日常法衣の上に羽織るサープリス〔儀式で聖職者が着る、身ごろが斜めに交差した服〕になっていった。

rock〔petra〕
クムランの外部ホールで、モーセの岩からの水を擬した飲み 水を村の巡礼者たちに与え彼らに接遇したダビデである者。『コ リントの信徒への手紙一』には「その岩こそキリスト だった」とある。ダビデはこの外のホールでも見える岩の演壇 〔聖書台〕に立った。その演壇は、飲水用のカップがいくつか積 んであった「食堂」の扉近くに置かれており、巡礼者たちは飲 み水を手渡され、それで「岩から飲んだ」となった。
ダビデの補佐役としてのペトロは「この岩」であった。 というのは「この」が平信徒用を指していた からである。『黙示録』に出てくる「岩」〔the Rocks〕 はサマリア人のアンナス派の中でエルサレムのダビデ になるよう支持されたヤコプであった。憤激「fury」の項を参照されたい。

陰府

Hades〔Hades〕
「陰府」は、そこが最終段階に先立つ過酷な苦行、つまり苦痛の場所であった事から、段階十二「死」より上位の段階十一の破門された修道士達の場所であった。段階レーシュの者は、「陰府」へ送り込む権限を有していると同時に、パレスチナの金庫の管理担当でもあった。『黙示録』では、これはエルサレムの会計人、アンティパス・ヘロデであった。彼は『黙示録』でマグスのアトムスをエフェソの評議会に伴った「陰府」であり、『黙示録』でも言及されている。

上に、上を

up high〔epano〕
中階の中央の円の一段高い席。

song〔ode〕
ダビデの詩篇をモデルにした聖歌。キリスト教の聖歌は「新 しい〔kaine〕歌」であった。

(刀やこぶしで)打つ

strike〔paio〕
見習いとして扱うことで、「成人」〔man〕になる直前の入会前 の者を意味する「子供」〔pais〕の語呂合わせ。 『黙示録』では、テウダがヨナタン・アンナスを見 習い、つまり、パレスチナのエッセネ派修道土の見習いと同等 の治療行者の代表とみなしている。

horse〔hippos〕
村あるいはディアスポラに旅する祭司で、四季を表す彩色を ほどこされた中階にある備えつけの椅子に座る。 複数形ではアンナス家の年長祭司(黙示録 ではヨナタン・アンナス、また他ではマタイ・ アンナス)。 テーブルに座す訪問祭司は上司祭司の西側に位置しており 、それでイエス・ユストゥスは「馬」にまたがることができた。

sea〔thalassa〕
「地」より低い段階の者。ヘロデは「天と地」であり、彼の下 はヘロデ家の皇太子とヘロデの王妃であった(王より一段階低 いことで、両者は常に互いに同等であった)。ヘロデがいなく て、ダビデが「地」役を務める場合は、ダビデの妻が「海」であった。
低位の村の会衆のメンバーは、クムランにいる際は、「海」「塩」 と呼ばれる南西区域に制限されていた(『鋼の巻物』のセンテン スに出てくるmelach〔ギリシャ語で「黒い、暗 い」、Melachは川の名〕の修正された訳)。四面の構内区画にもと づく地理的計画では、南西は不浄に対応する場所とみなされる ローマを表した。それで「海」はまたローマにある共同体を意 味した。「海に投げこまれる」はローマヘ追放されることを指し た。「山が海に投げ入れられる」とは、隠遁所がローマに移され たことであった(山「mountain」の項を参照)。
『黙示録』の「海の上に〔upon〕または海の西に〔upon of〕 」は三階式建物の内陣階段の西側を意味する(地上「earth」 の項を参照)。同時にそれはローマの地域とギリシャの付属地域 を意味している。このくだりはヘロデ 家の財産が東方よりギリシャヘ移されることを指している。こ れについては『使徒言行録』のペシェルで示されており、また 『黙示録』で詳細にわたって補足されているが、それによると、 修道士の資金を預かるヘロデ家の宝庫は最初はミルド(ヒルカ ニアの、かつて女王サロメの宝庫であった建物)にあり、のち にヨッパとカイサリアに移転、続いてマギ派の私欲によってカ イサリアが占領された時にパレスチナ沿岸のガザに移った。 単語「ガザ」は「宝庫」を意味し、『使徒言 行録』に出てくるこのくだりは「ハムの子ら」の頭であ るエチオピア人テトスが、セムのフィリポが毒殺の陰謀に加担 しろと彼を口説いた時でも、アグリッパ一世になお忠実であっ たことを示している。宝庫の責任者はテトスであった。彼はの ちにアカイアのコリントに登場するが、そ こはエラストス・サウロ・ヘロデが逗留した場所であった。

売る

sell〔poleo〕
会費の支払いを受けた見返りに、当該地域の会員資格あるい は昇進を与えること。

栄光

glory〔doxa〕
祭司教父が「モーセ」の役を担う際の称号で、その顔は神の栄光の臨在の後に輝いた。「モーセ」は、出エジプトの儀式で「モーセ」を必要としていた共住修道院エッセネ派と高位の治療行者ら両方の上に立つガブリエルの役割を担っていた。共住修道院的エッセネ派の中で、彼らの第二レベルの王族達は、より高位の治療行者と同等とみなされた。しかし王族達が共有財産制を実施した一方、治療行者たちはそうしなかった。共有財産は、ガブリエルにより「栄光」として保管された。アンナス家の祭司達がAD六年以降にこの地位についた際、その称号と役目は彼らが採用した。「神に栄光あれ」ということは、サドカイ派の者がガブリエルであり、それで共有財産を保管する為に称号を与えられた事であった。栄光の地位には、この経緯の最終段階において、異邦人修道院の長である「アルファ」としてイエス三世が就いた。

永劫

aeon〔アイオンまたはイーオン。非常に長い期間。累代〔100億年〕〕〔aion〕
復興に際しての真の王祭司としてのヘロデの支配。その期間は各種修正〔改訂版〕では三九二〇年に続く四百九十年間。アグリッパ一世は、A.D.二九年のヨベルの年の終わりにあたって最盛を迎えたことから、〔永劫〕と呼ばれた。息子のアグリッパ二世は、その統治期間における第二のヘロデとして複製を表わす複数形で、〔永劫の永劫〕と呼ばれた。彼は十六歳で称号を与えられ、生涯それを用いた。ヘロデ家が終焉した後、サドカイ派の祭司がこの称号をアグリッパ二世から引き継いだ

エメラルド、翠玉

emerald〔smaragdos〕
『黙示録』に出てくる宝石リストの四番目の宝石で、通常の会衆席の中央に属していた。つまり「碧玉」〔jasper〕ことヘロデ王の後ろに座すヘロデ家の皇太子の諸地位の一つであった。このヘロデの皇太子は『黙示録』に登場する。

エルサレム

Jerusalem〔Hierousalem、単数形〕
諸福音書では、単数形の「エルサレム」は文字どおりエルサ レムを意味するか、あるいは、より正確に言えば、エルサレム の南側にあるエッセネ門とオリーブ山にあるエルサレムに付属 する建造物を意味する(『イエスのミステリー』を参照)。こ れらは共に「エルサレム」と呼ばれ、このことをもって 『ルカ による福音書』では「エルサレム、エルサレム」と いう表現になっている(複数形では、「エルサレム」はクムラン を意味する)。『黙示録』では、「聖なる都、新しい 〔kaine〕エルサレム」は、エフェソでの座聖堂と隠遁所にいた異 邦人修道士の長を意味しており、後者〔隠遁所〕はオリーブ山の 別館に造られた異邦人修道院と同じものを複製したものであっ た。それはキリスト教の新しい契約ではkainosであった。『黙示 録』でも同様である。

tail〔oura〕
訪問祭司が用いた当該季節を示す彩色旗〔バナー〕。 訪問祭司が旗を後ろの、「馬」として用いた椅子に置い た際、それは「馬の尾」のように見えた。

king〔basileus〕
この単語は王を意味するのではなく、真のレビ人ではないが レビ人の階層に受け入れられる高位の独身者――たとえば王 ――として、レビ人階層の平信徒の地位にある者に用いられた。 治療行者の長を「王」と呼ぶことが可能であった ことから、この称号は、低い地位にあるヘロデが用いた。 この用語は行政長官に過ぎなかったアルケラオスについても用 いられた。
王の称号は反ヘロデ家の面々がダビデ家のために要求したが 、統治者のヘロデ家が 異を唱えた。アグリッパ二世がエルサレムの陥落の後いくぶん 権力をそがれた矢先に、称号はダビデに与えられた。 この王としてのヘロデは彼の三番目の階級にあり、三人のヘ ロデのうちの一人がそれを代表することができた。複製の複数 形を用いて、彼は「王たち」〔kings basileis〕と呼ばれた。彼の 正式称号は「地上の王たち」であり、共同体の長、つまり「地 上」としての二番目の役割を持つ下位のヘロデを意味していた。 『黙示録』ではこれはアンティパス・ヘロデの ことで、AD67年に殺された後、彼の「地上の王たち」の 地位はガイウス・コストバル・ヘロデが、さらに後の後枢者として、 一家の財産を保有したヘロデの親類の者が継いだ。

王冠

crown(stephanos)
卒業の文字クフ「qof」のついた飾り環で、サリエルまたはファニュエルがサドカイ派の各学校で教える際に身につけた。これらの学校で異邦人は、割礼派の学校に付属する異邦人より、さらに高い特権を付与された(horn「角」の項を参照)。彼らは、クフで示される卒業までに進めた(「針の穴」)。王族の監督下にあった彼らの学校は「王国」であり、学校を卒業することは「王冠をいただくこと」であった。だが禁欲主義者の学校に在籍するユダヤ人にとって、このクフの文字は「いばらの王冠」を意味していた。この文字は、厳格な禁欲主義者の宗規をあらわす紋章のいばらとみなされていた。
異邦人を教える女性はこの飾り環をつける事が出来たが、クフが卒業生の「名称」であったことから、彼女は夫のクフをつけたのであった。『黙示録』では、マリアがヨセフの「星12(12の星)の冠」をつけた。

王国

kingdom〔basileia〕
レビ人の資格を持つ指導者の下にある独身ユダヤ人の共同体。 王「king」の項を参照。「神の王国」は、サドカイ派の教義に従 う独身ユダヤ人の共同体を意味したが、異邦人も所属すること ができた。「獣の王国」と は、熱狂者となったディアスポラのエッセネ派の独身ユダヤ人 体系のことであった。また「天の王国」はへロデ家の組織であった。

大いなる

great〔megas〕
平信徒としての王は「大いなる」〔グレート〕と呼ばれ、彼の息子の王子は「小さな」〔リトル〕と呼ばれた。王は三頭統治の三者のうちの一人であり、テーブルの西側に座した。『銅の巻物』のセンテンス2では、「第三の偉大なる者の息子の墓」の貯蔵金を指しているが、これはダビデ家の皇太子を意味している。王が西側に座した事で、説教壇の場所である祭具室の演壇の西側で「大いなる声」が聞かれたのであった。
西方との関連でこの「大いなる」という語が単独で用いられる場合は、ローマを意味している。
こういった用語は、ダビデ王と王子の下にあったダン族の異邦人にも用いられた。グレート・ダンは、カイサリア・フィリピを含む事になった地域では、ダンの古代部族の二地区のうちより高位の方であった。セムの頭領(福音書時代の福音宣教者フィリポ)は「大いなる者」であった。リトル・ダンの方はもう一つの地区で、ヨッパを含む事になる地域にあった。

多くの

many〔poloi〕
多数(rabbim)〔ヘブライ語の男性名詞rabbi+複数のm=ラビた ち〕の評議会のことで、その組織構造は『死海文書』で言及され ている。これは階層Cの独身主義者らの 評議会であった。王たるヘロデはこの評議会の長であり、「多く の」(hoi polloi)と呼ばれていた。同評議会に は100人のメンバーがおり(エッセネ派 の面々は100人以下のメンバーの法廷では決して刑の宣告を することはなかった)、文字クフの語呂合わせである数値一〇〇 はここから生まれている。
完全改宗者たちは上司としてのヘロデの下に置かれたことか ら、「多くの水」〔Many waters〕は改宗者たち、もしくは同等の 者たちの評議会のことであった。というのは「水」〔waters〕 が、彼らが初めからそこまでと制限されていた段階九の洗礼を 意味していたからであった。

大通り

broadway〔plateia〕
祭具室の外の二つの円形台座の内南側の方。
同じ単語が『マタイ』の〔広い_〕にも用いられている。アイン・フェシュカでは、東壁の二つの隣接する扉で、非常に狭い北の扉と非常に広い南の扉は祭具室の外の区域に対応していた。南の扉は下のマズィンの既婚者の一角につながり、女性と不浄を表し、他方北の扉は独身主義生活への〔狭いもん〕として上のクムランへつながっていた。
『黙示録』では、〔大通り〕で示された知恵の教えが内陣に取り入れられ、内陣の階段は〔都の大通り〕となった。しかし、『黙示録』では〔都の大通り〕〔ヘロデ家伝道団〕は祭具室の外にあった。

起こる

come about(ginomai)
予言の期待される時期の一つに起こる、あるいは指定されること。ここでは「〜となる」〔become〕ではなく「起こる」と訳され「〜になる」〔to be〕として用いられている。この語は重要時期の決定的出来事を示しており、ヨハネ・アキラがパトモスにいたということではなく、彼がそこに任じられたことを意味している。この時期彼がいたのはエフェソであった。

落ちる

fall〔pipto〕
優位〔上司〕の力の前にひざまずく事。例えば、祭司に対する平信徒、大祭司に対する祭司。一度用いる場合は上司の前にひざまずく事。二度用いる場合は皇帝に関することで(「落ちた、落ちた、大いなるバビロン」)彼が死んだ事を意味する。なぜなら皇帝に対して優位にある力は神々しかいなかったからだ。

male〔arsen〕
メシアとしての特別の語義を持つ語。書物によってはメシ アについてヘブライ語の同等の言葉が用いられている。『黙示 録』では、この語は、サドカイ派の大祭司によ り嫡出として認められた際のイエスを指しており、また 十二歳の折りの少年入会式を、二十三歳の折りの成人入会式(ルカ のペシェルで扱われているできごと)を指す。

斧で〔首を〕切る

axe〔pelekizo〕
迫害する事で、ユダヤ人またはキリスト教徒を迫害するローマ人に用いられた。『ルカ』では、〔斧はすでに木の根元に置かれている〕とあり、これは起こったことと反対の事を指す。つまり、ローマ人の斧が、CD〔『ダマスコ文書』〕七に出てくる共同体に対する名称である〔ユダヤ人の木の根元〕を攻撃していることを意味している。この用法は『イザヤ』に基づいているが、そこではアッシリア人たちがユダヤ人に対する神の怒りの杖であった。『黙示録』の〔〔斧で〕首をはねられた者たちの魂〕は、キリスト教教父〔〔魂〕〕がA.D.100年、トラヤヌスの治世下、ローマで迫害された事を意味している。

belt〔zone〕
聖所にいないしるしとして締めた帯。『エゼキエル』の規則では、ザドク家の祭司たちが聖所で〔汗が出るようなものを何か着る〕、つまり帯をつけるのを禁じた。洗礼者ヨハネは隠者として聖所の外では、この理由によって革の帯を締めたが、『マルコ』では、イエスによって遣わされた伝道師達も同じようにした。イエスは金色の帯を締めているが、金色が祭司を意味している事から言うと、明らかにつじつまが合わない。しかしイエスは、平信徒として異邦人に対する祭司役をになう際にこの金色の帯を締めていた。『黙示録』では、アグリッパが異邦人の総督〔governer〕を饗応する時に同じようにした。

思い出す

remember〔mnemoneuo〕
「思い出」、つまり入会の書面記録を作ること。覚書〔メモリア ル〕が結婚 rの胃邑 悔い改める (ヨ已§○乳  「悔い改める」ための決定は、段階一〇、二十歳の折りになさ れた(一三四頁参照)。ユダヤ人はこの段階から昇格していった が、「角一〇」が率いる割礼派は、無割礼者は段階一〇に留まる べきだと布告した。これは、彼らが地域一〇のローマに付属し ていることを意味した。洗礼者ヨハネのような割礼派のメンバ ーが異邦人たちに対して「悔い改めよ」と叫んだ際、彼は「低 段階に限ってではあるが、ユダヤではなくローマ地域にある汝 らの権威の拠点を持つ伝道団に参加せよ」と言った。『黙示録』 二‥五、一六にあるように、イエスが「悔い改めよ」と言った 際、それは 「ユダヤの代わりにローマ地域のメンバーになるこ と」を意味していた。この地域一〇のローマは地域一一、一二 のアカイアとマケドニアを含んでいた。 証明書であったことから、結婚式の比喩的描写の下で 入会を許された異邦人入会者たちに用いた。

オリーブの木

olive tree〔elaia〕
『ゼカリヤ書』の「二本のオリーブの木」はレビ人と ダビデのことで、彼らは自らの戦士の役割を放棄し、メノラの オイルランプの点火をつとめとする平信徒のレビ人として聖所 で司祭することが可能であった。 なおエッセネ派の者たちにとってオリーブ油は、同派が発 展した段階で、入会前の者のしるしとなった(オリーブ油「oil」 の項を参照)。入会前の見習いは、平信徒の長老の段階にあり、 それで「オリーブの木二」と呼ばれた見習いの長の教えを受け た。AD44年三月に、マタイ・アンナス はアグリッパの民族主義的計画に反旗をひるがえしたかどでこ の地位に降格させられている。彼はしたがって、「燭台二」つま りメノラの二番目の明かりをともしたのであった。

オリーブ油

oil〔elaion〕
クムランの追放された祭司たちへ持参する、三種の食物によ る十分の一税(ぶどう酒、穀類、オリーブ油)の一つ。彼らは ぶどうと穀類を自分たちの聖なる食事の食材として用いたが、 オリーブ油は入会前の見習いたちに残しておいた。禁欲的、王 権的なエッセネ派は自分たちの肌にはオリーブ油を使用するこ とはなかった。見習いたちは「(オリーブ)油の 家」の村人らと同じ階層にあった(ヘブライ語のベス〔beth〕は 「家」、ザイス〔zayith〕は「オリーブの木」)。彼らは、すべての 面で禁欲的、王権的なエッセネ派に似た暮らしぶりであったダ ンの宗同の独身異邦人を含んでいた。この関 係は、聖油をほのめかす名称「キリスト教徒」を用いる根拠の 一つをなしている。
『黙示録』では、オリーブ油はレビ人の僕たちがヘ ロデ家の主賓用食卓に置いた各種の品々と一緒に登場するが、 ぶどう酒とオリーブ油は東側に置かれた。これは同様に『黙示 録』のぶどう洒と関連している。

終わり

end〔telos〕
ユリウス日〔ユリウス周期の元期(前4713年に一月一日)からの日数〕の終わりに当たる真夜中で、諸時刻と月々の緯線によると十二月。この諸時刻とは、ユリウス暦を用いる者達によって復興が待望される時であった。動詞teleiooは同じ意味を持つ。

女預言者

prophetess〔prophetis〕
レビ人の地位を持つ独身平信徒である女性の頚言者。ヘロデ 家の皇太子がこの階層にあったことから、同じランクにあった ヘロデの王妃は、彼女の好敵手ヘレナがそうしたようにこの地位を主張した。