【鬼神】Genius このGeniusという言葉は今までは英語で幅広く試用され、ダイモーンや善なる守護霊に関わる古代ギリシアの観念におおよそ対応しているが、語源研究によって、様々な系統のものがデーモン学に浸透している事が示されている。この言葉は「ジン jinn もしくは djin」と語源を同じくしており、元の「ジーニー」はアラビアのデーモン学の悪霊の一つであった。現代の特定のデーモン学文献では、この言葉の意味が、例えばテュアナのアポロニウスが著わしたとされる文書『ヌクテメロン』の翻訳の中に残されている。この文書にあるデーモンはそれぞれ【時刻の鬼神】とされているが、支配者の位はデーモンの性質を示す事が多い。例えばタクリタンが召喚魔術の鬼神である一方、ザレンは「復讐する鬼神」である。同じ名前がおそらくデーモンではない例にも使用され、バルクスは大五元のデーモン(エレメンタルを参照)であるのに引き換え、ミズクンは魔除けの鬼神であるが、魔除けはたいていはデーモンの力から身を守る物である。したがって特定の文脈では、明らかにこの言葉は『デーモン」の同義語として使われている。 |