金品に刻まれしルーン
現在、実際に出土品などに刻まれて発見されたルーン魔術の実例を紹介しましょう。
ただし、これらは未解読のままのルーンです。その魔術的効用の推測はなされていますが、本当はいかなる意味であったのか、不明のままなのです。
       〔salusalu〕
刻印された金貨は、金としてではなく装身具として使用されました。
そして、この刻まれた文字は、魔除けの一種であろうと推測されています。
〔salu〕の意味は、「譲渡」「魂」「暗い」などさまざまな説があって、決定されていないのです。
? ?〔a?a?〕
身長7.5cmの小さな青銅の人物です。1865年にノルウェー東南部の墓から発掘されました。護符として使用されていたらしいです。一文字目と三文字目の〔a〕をあらわす文字以外は、何のシンボルなのか不明です。もしかしたら、失われたルーンである可能性もあります。〔a〕はアース神族をあらわし、続く一文字目は個々のアース神の固有のルーンである可能性もあります。だとすると、これは神々のルーンを知る貴重な資料となるのですが、あくまでも推測の一つでしかないのです。
  〔ota〕これは、ルーン文字の表意的使用による魔術と考えられています。〔o〕は遺産をあらわし、〔t〕はテュール神を、〔a〕はアース神族をあらわしています。総体として、神々、特にテュールに富裕になることを祈願したものと解釈されています。
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