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【煉獄】

【煉獄】の本来の本質はダンテによって【神曲】に導入された頃には、煉獄の構造は古代のモデルとは大きくへだたり、ほぼ完全にキリスト教のものである霊の贖罪のモデルに対応するものになっていましたが・・ダンテの描く煉獄は古典や神話の人物がいるところであるとしたのです。一般大衆の想像では・・煉獄はしばしば【地獄】と混同されますが・・この2つははっきり異なっていて、前者〔煉獄〕は罪の汚れから自発的に徐々に贖罪を行う状態です。この罪障消滅を受ける機会は、懺悔、罪のない状態での死、臨終の悔悟に発します。普通の状況では、罪障消滅の苦しみがかなりのものであることを懺悔する霊は認めるのですが、最終的な祝福のヴィジョンがこれを堪えられるものにするのです。ダンテは煉獄山を、当時は近づきがたく誰も住んでいないと考えられた、アンティポディーズ諸島に位置付けましたが、これはダンテの神話において、煉獄山が地獄の影響力に対する霊的バランスであるからであって、この概念は、堕天したサタンと謀反の天使たちを迎えるために地獄が大地にえぐられたように、煉獄山が大地の内部から押し上げられているありさまによって、劇的にあらわされています。レギナルド・スコットは煉獄をあらわすにあたって、〔カルタグラ〕(魂の苦悩を意味しています)という興味深い言葉を使っています・・・煉獄の構造のだいたいの骨組みを下記に記してあります。

場所

備考

煉獄全域

準備が出来ていないか・・準備が不十分な魂

第一台地

破門された者

第二台地

臨終悔悟者

(A)

怠惰な者

(B)

告解による罪の赦しを得ていない者

(C)

俗事に没頭した者

ペテロの門

悔悟の三つのはしご

第一階

告解

第二階

痛悔

第三階

贖罪

煉獄下方

倒錯した愛

第一冠

高慢者

第二冠

嫉妬者

第三冠

憤怒者

煉獄中央

欠陥ある愛

第四冠

怠惰者

煉獄上方

第二次の善の過渡な愛

第五冠

強欲者

第六冠

貪食者

第七冠

邪淫者